リフォームは下地に注意です。
実は、25年くらい前の木造住宅が一番難しい。
なぜなら、断熱材が使われ始めたころだからです。内部結露して 断熱材がカビているケースが多いのです。
断熱材が入ってない時代の建物の方が 内部結露が発生せず、「躯体も痛んでない」という皮肉な現象があるのです。
現在は、内部結露の解消方法が確立して 室内側に防湿シートが貼ってあります。もしくは、壁材の透湿抵抗値を考慮して内部結露しない組み合わせで壁を構成します。
25年くらい前は、残念ながら そのような施工方法が確立していませんでした。
30年以上前の建物は、土壁が多く 内部結露の心配はほとんどありません。
北側の部屋など 結露しやすい場所は、リフォーム前に下地の点検をお勧めします。
見ただけだと 正直わからないんです。そのまま貼り換えてもダメなわけではないので、予算と相談ですが、断熱材が入っていても、湿気で垂れ下がり 断熱材の役目を果たしていません。
下地からやり直して断熱性を高めることも視野に入れながら、リフォーム計画することをお勧めします!