古民家再生 塗料編

DIYで 古いものを蘇らせるのも楽しい作業です。

 昭和元年に建てられ築92年の古民家の外壁を塗り直してみました。
一度も手入れなしの焼き板部分です。 雨の当たる下の方は、板がささくれていました。
日本の伝統的な柿渋やベンガラは、塗料として扱いが難しい。最近の外部用水性塗料も臭いがキツかったり、古い木に馴染まなかったりします。
おすすめは、ドイツ製自然塗料リボスです。
色も豊富なので 古民家にあう黒色を選択しました。

 

リボスは、子供が舐めても安全な自然の原料で出来ています。ということは、素人が安心して使える塗料です。表面に膜をつくるというより、木肌に潤いを与え、馴染みがいい美容オイルのような塗料です。また、途中でやめて一週間後に続きの作業をしても、ムラにならない利点もあります。(ペンキだと色むらになりやすい)
漆喰の壁は、一度、 ペンキ塗りをして所々ハゲてきて、素人の手に負えない状態になっていたので、左官職人さんに漆喰を塗り直してもらいました。、既存の漆喰をヘラで落としてからでないと上塗り出来ないので、プロに頼むのが賢明です。どうして ペンキ塗っちゃったんだろう? 漆喰にペンキは、後で困ったことになります。
外壁板も、ペンキだけは、塗らないでくださいね!後々 ボロボロ剥がれてきたり、塗膜が木の呼吸を妨げ、腐れの原因になったりしますよ!

リフォームプランのパース

パースを描いてみました。

最近のCADソフトは、パース作成と連動していて、図面作成するとある程度パースも出来ちゃうので、便利でしたが、なかなか、自分の伝えたい角度で描けない不満もありました。
手書きだと そのあたり自由ですよね。
ちょっと、平面図に近い角度からのパースを描いてみました。
キッチンの縦ラインにダイニングテーブルがあるプラン。
上から見た感じの方が 雰囲気が伝わる間取りです。
こちらは、リビングに壁を設けて
(あんまり取りたくない柱があったので、苦肉の策)
リビング収納にしてみました。
ソファが 上手く描けない・・・・ので、ソファをカットしてます。
ソファや椅子を描くの難しい・・・
もっと練習しないとダメですね。
追記
やっぱり 描き直しました。2点透視法では難しかったので、
やはり 1点透視法で 描いています。
TVボードの裏側が、ちょっとした収納になっているイメージ伝わるといいな・・・

リフォームの難しさ その2

間取りを考えるとき、何を優先するか。もちろん、お客様の要望なのですが、リフォームの場合、施工範囲を広げないことも重要になります。窓の位置や排水経路など 現状の位置でなんとか間取りを考えるのが、リフォームの難しいところです。

基本的には、どんな間取りでも、リフォーム出来ます。柱が取れないとか構造的な問題もありますが、お金さえかければ、出来ないことはない。
でも、私は、意味のない予算の掛け方は、いい間取りとは言えないと思うのです。
以前の職場では、営業さんから、「根来さんの見積り 安いわ」と言われたりしたのですが、結構、プランを吟味してたのです。
お料理でいうと、今ある材料を最高に活かす献立を考えつつ、香辛料や薬味などで味付けする感じ。
ただ、お客様の要望次第では、施工範囲を広げることもあります。
例えば、アイランドキッチンがご希望の場合は、空間を広くしないと間取りが成り立たないなと思い(コンクリートの壁でしたが)隣の部屋を潰して LDKを広くしました。
何がお客様の最大公約数になるのか、リフォームプランの 腕の見せ所です。