KIITO:デザイン・クリエイティブセンター神戸の、セルフビルド・ワークショップに2日間に渡り参加しました。
作った作品は こちら
ケーキ型のソファ?椅子?デスク?な家具です。
神戸KIITO主催のワークショップ
「遊び」のための「大きな家具/小さな建築」
ゲスト講師:西尾健史氏(デザイン設計事務所DAYS代表)
なんと 洗車用のスポンジや 台所たわしスポンジ 再生クッション材など
およそ、建材とは程遠い材料と合板の組み合わせです。
見慣れたスポンジが、並べ方によって デザイン性が立ち上がってくるのが 面白い!
ゲスト講師の西尾氏とも お話ができ、楽しかったです。
ポップアップショップなどは、自らの手で設置から什器(陳列用の家具)まで製作。仕事でも プラスチック段ボールや厚紙などを使って、専門職のクオリティにないもの、見たことのないディティールで自分がやる理由を追求するそうです。しかも、ご一緒していて、反応が早い早い!! 紙の上で考えるのではない、手を動かしながらの思索は、刺激的でした。
ブックフェアなどの 会場設営のお仕事もされているそうです。
(ブックフェアの写真は、DAYSのHPより借用いたしました。)
ダンボールの壁面という素材の中に 溝をつけることで、
出展者が いろいろな使い方をしても、
全体として統一感があるようデザインに落とし込んだそうです。
溝があることで、「グッズをかけたり」「棚をはさんで本を飾ったり」出展者の自由な展示方法が生まれます。
なおかつ それも想定内として、デザイナーの手の中で遊んでもらう。
そこまで意図して デザインされているのですね。
ちょとした共通のテーマで、
雑然とした集合体に、統一感が生まれるデザインのチカラ。
西尾氏のセンスの良さに 感動しました。ホームページも楽しいので、覗いてみてください。
やはり、東京でのお仕事が多いそうですが、地方にも イベントや期間限定フェアの会場設営に建築家・デザイナーのデザイン力を投入する機会が増えれば
もっと 街がワクワクするのに!!と思います。
建築デザインの仕事は建物だけじゃないぞー
(思わず、料金 聞いてしまいました! 頼む価値ありますよ~!!)
住宅でも、壁紙や床材など、打ち合わせで統一感を持たせても、
家具やカーテンの選択で、バランスが壊れることがあります。
テーマを決めるという感覚は、私も参考にさせていただこうと思いました。
KIITO(デザインクリエイティブセンター神戸)の4階ミーティングスペースに設置されています。
三ノ宮駅から南に2号線を渡った場所にある築90年のレトロビルです。
カフェも併設されており、展示会もいろいろある楽しい場所。お勧めです!